赤ちゃんとの生活に少し慣れてきて、「ねんねトレーニング」を始めることにした私は、毎日同じルーティンを繰り返すことで、穏やかな寝かしつけを実現しようと試みていました。
○わが家の寝かしつけルーティン
入浴→スキンケア→授乳→部屋のライトを暗くする→大好きなシャカシャカ鳴るおもちゃで機嫌をよくしながら布団へ→赤ちゃんに心地よい癒やしのCDをかける→背中を優しくトントンしながら睡眠へ
この動きを毎日繰り返して、にっち君に今は眠る時間だよと認識してもらおうとしたのです。
朝はカーテンを開けて朝日を浴びさせることで、朝がきたと感じてもらうことも忘れず、生活リズムを整えていきました。
が、しか~し!
これまたうまくいきません(T_T)
にっち君を寝かしつけた後、夜の洗い物や昼間にできなかった家事が、私を待っていました。
焦る私。
今にも心の声が飛び出してきそうです。
疲れて一緒に横になっていると、私の方が先に寝てしまいそうで、ウトウトしながら祈る気持ちで寝かしつけ。

お願いだから、早く寝て・・・
《寝かしつけルーティンは毎日の繰り返し。休むことはできない。ここで寝てしまっては、家事の為に起き上がるのは至難の業。がんばれ、私!がんばれ、がんばれ、がんば、れ、、、。》
私のクセはがんばりすぎるところ。手抜きが下手なところ。
とにかく、何でも一生懸命取り組みました。
生後10ヶ月頃には、午前と午後の1回ずつのお昼寝が好ましいという育児本をみれば、その通りにしなければ!と、とても真面目に頑張りました・・・。
母の焦る気持ちは、やはり伝わる。
これはHSCの子どもじゃなくても、赤ちゃんは敏感に感じ取っていると思いました。
ほんの少しの苛立ち、落ち込み、焦り。言葉の強弱、雰囲気、目線や抱き心地。まだ、世界がお母さん中心の赤ちゃんの神経は、とっても研ぎ澄まされています。
といっても、母親は完璧じゃないし、まだまだ未熟な人間。
自分が幼い頃は、完璧だと思っていた母や大人達が、いつの日か同じ人間だったことに気づいてしまう時がきます。
自分自身が出産を経験し、あまりの未熟さに悲しくなったけれど、他の母親になった人達がそうであったように、一生懸命我が子を育ててきたんだと、世の母の偉大さを感じずにはいられませんでした。
お母さんって本当にすごい。
経験するってすごい。
人の気持ちになって考えてみること。これはとっても難しいと思います。生まれてきて育った環境や、接してきた人、その人を作り上げたものには、他の人とひとつも同じものがなくて、考え方や性格、クセ、いろんなものが混じり合って今があるから。
すべて理解できなくても、寄りそうことはできるかもしれない。
そう思える今は、前より少し優しくなれた気がします。
話は戻って。。。寝かしつけルーティン、その後です↓
寝かしつけルーティンに真面目に取り組んでいたある夜のこと。
ご機嫌とりのシャカシャカおもちゃで、興奮してしまって眠りにくいんじゃないかと思った私は、寝かしつけ用のCDをかけた後、そっとおもちゃを赤ちゃんの手から取りました。
その時!!!
まだ寝返りもできない赤ちゃんが首だけ私の方に向けて(横向き)、手をジタバタとさせながら、文句を言ってきたのです。泣くのではなく、文句です。

アブポップパパブ!パピブボラパパブ!!!
何を言っているのかはわかりません。
だけど、顔が、目が、言葉が、こちらに向ける手のしぐさが、明確な怒りを表わしていました。
映画「ボス・ベイビー」にも劣らない部長顔負けの気迫・・・。
赤ちゃんに怒鳴られる母(私)。驚きすぎて、動けません。
呆然する私の様子を隣の部屋から見ていた旦那さんが、そっと私の後ろに回ってその様子を見ました。

すごく怒ってる!赤ちゃんってこんな風に怒るもの?
驚きを隠せない旦那さん。赤ちゃんに怒られ、萎縮する2人。。。
おもちゃを取られたことに対する怒りは、凄まじいものでした。
しばらくして、赤ちゃんからのお叱りタイムは終了。
けっこう長かったです。
その日のその後の記憶は、私にはありません。
だけど、あまりに衝撃的な出来事で、今でも鮮明に怒る赤ちゃんの様子や、まわりの光景を覚えています。
正直、ちょっと恐かった・・・。
ホラー映画みたいな、現実とは思えない出来事でした。
そして、ねんねトレーニングはあっけなく終了。
毎日抱っこして寝かして、背中スイッチが発動しないように、腕を一本ずつ慎重に抜きながら、そっと、そっと置く。その繰り返しの日々が、再びスタートしたのでした。
ちなみに、2人目のゆうちゃん。生後4ヶ月の頃、お昼寝用とは別の、夜に眠る専用の布団に寝かせるだけで、夜だと理解したのか、自分で眠るようになりました。



