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HSC赤ちゃんが敏感に感じ取った刺激

赤ちゃんにもいろんな気質の子がいると思います。

その中でもHSC気質の赤ちゃんはとっても敏感

脳が刺激を深く処理する傾向があり、音や、におい、光、人の感情などを強く受け取りやすいと考えられています。

どんなことに敏感なのかは、それぞれに違いがあるようですが、私が体験したにっち君が敏感だと思った出来事をご紹介したいと思います。

 

にっち君は、とても小さな物音で目を覚まし、よく泣いていました。

マンションは狭く、ベビーベッドを置くスペースがなかったので、畳の部屋に布団を敷いて寝かせていました。

小さく「ピシッ」「コトッ」という音がするだけで、反応。

睡眠中は足音が響いて起こさないように、忍者のように歩き、とっても静かに過ごすように心がけていました。

赤ちゃんが眠っている時に片付けてしまいたい洗い物や片付けも、物音がしてしまうので出来ず・・・

何度かチャレンジして起こしてしまい、泣きじゃくるにっち君を再びあやして寝かす、というサイクルにヘトヘトになり、静かに過ごす道を選択したわけですが・・・

 

うまく休息できない・・・。

《今、休まなきゃ!》

と思うほどに力が入ってしまうのか、24時間体制の育児に慣れすぎてしまったのか、肩の力が抜けず、テレビや音楽に頼ろうとしても、起こしてしまうリスクを考えると「やっぱりやめておこう」となって、結局、静かな部屋で、何もしない時間が過ぎていきました。

赤ちゃんの背中スイッチに失敗を重ねて、疲れ果て、ひざの上に置いた授乳クッションの上に、そのまま寝かせて、2,3時間をジッと座ったまま過ごすこともありました。

今思えば、その時間に本を読んだり、イヤホンで音楽を聴いたり、方法はあったなぁと考えられますが、当時はお茶を飲む際の電気ケトルの音さえも、起きてしまうのでは?とビクビクしていたので、何かを考える余裕がなかったと思います。

細心の注意を払っていても、道をバイクが通り去った時や、「ピンポーン」というインターホンの音、防ぎきれない音が、彼を起こしました。

そんなにいつも静かに過ごすから、いつまでたっても音に敏感になって慣れないのよ。もっと賑やかな環境で育てた子の方が、少しくらい音がしたくらいで起きないわよ。

これ、すごく言われました。

 

ワンオペ育児をこなす私には、にっち君が慣れる為の時間をとることもしんどかったし、泣いた赤ちゃんを抱っこしてあやすのは、自分しかいないことも知っていました。

どうすれば自分自身が倒れることなく、育児を続けていけるかを、本能的に感じ取っていたのかもしれません。人から言われた言葉に不安になっても、私は私の限界がこないような選択をしていきました。

そうすることが正しく、本当に良いことだとわかっていても、人には出来ないこと(出来ない時)があります。

 

自分に自信がなく、人から言われた言葉でクヨクヨしながらも、

ベストより、ベター。完璧ではないけれど、より良い方向へ、少しでも良くなる選択をする。

と自分と赤ちゃんを守ることを学びました。

少し完璧主義な傾向がある私。

今でも「ベストよりベター」はとても大事にしている考え方です。

 

にっち君は、掃除機の音は起きている時にも怖がって泣くので、旦那さんに抱っこしてもらって、別の部屋に連れて行ってもらってから、かけていました。

過保護かもしれません。

一人目の育児はこんなもんです・・・たぶん。笑

 

少し成長した時に、にっち君がテレビのリモコンを握りしめたことで、音のボリュームが今まで聞いたことのない数字まで上がってしまった出来事がありました。どんどん上がっていく音量が、まさか自分が握りしめているリモコンのせいだとは思わず、パニックになっていました。

慌ててキッチンから駆けより、私がリモコンを手にした時のボリュームは100を超えていて、音量の大きさと音の割れ具合に、私も、驚きと恐怖を覚えました。

対策にと買ったおもちゃのリモコンは、すぐに飽きてしまって、ポイッ!

子どもって、なぜか本物がいいんですよね。。。

テレビの音量100超えの出来事は、私がうっかりにっち君の手の届くところに置いてしまって、もう一度体験しました。怖かったです。。。

 

肌の感覚

肌に触れる服の繊維や、首や腰のあたりに付いているタグ。

赤ちゃんの時は、泣くことでしか伝えられなかったので、気づいたのは少し成長してからでした。

やたら、皮膚をかく仕草をして肌が赤くなったり、かぶれたり

かぶせたかった毛糸のニット帽も、嫌がって自分で取り外していました。

服のタグはすべてハサミで切り、チクチク感じるような素材のものは、着させないようにしました。

この「チクチク」という感覚。

今でも苦労していることが、髪の毛のカットです。

切った後の毛が、首筋に落ちてチクチクすることで、大騒ぎです。

髪の毛カット用ケープと、タオルでカバーしても、全部は防げないので、どうしても痛がゆくなって、「嫌だ~!!!」と泣いています。

毎回、気合いをいれて挑むカット。

切る私も、切られるにっち君も、とてもストレスなので、髪の毛カットが苦手です。

バリカンは耳の近くで大きな音がするので、怖がって動いてしまい、危なくて断念。

相性のいい美容院が見つかることを願って、時々カットしに行っています。

外では、とても我慢している様子です。。。

 

そして大変だったのが、予防接種

よく小児科で予防接種後の赤ちゃんが泣いているのを目にしますが、にっち君の場合は泣き止まない・・・。

この世の終わりかのように、大きな声で泣き叫んでました。

集団予防接種でBCGワクチン(はんこ注射)を接種したとき、自治体の方針で10分ほど接種後に待機する時間がありました。(服でこすれないようにする為と、きちんと乾いたのを確認する為だそうです。)

慣れない環境、感じたことのない痛み、他の赤ちゃんの泣き声、バタバタした騒々しい雰囲気。

いろんな刺激が重なって、怖かったのでしょう。

待機時間が終わる頃には、決められた場所に座って和やかに過ごすお母さん達と、赤ちゃん。それに寄りそう旦那さん。

その中で泣き止まないにっち君と、抱っこ紐の中であやし続ける私達だけが立ったままで、なんだかとても悲しい気持ちになったのを覚えています。

 

にっち君はとてもよく見ていて、何回か訪れるたびに痛い思いをする小児科を「ここは嫌な場所だ」と認識し始めました。

小児科に入るだけで、暴れて、泣いて。。。赤ちゃんの学習能力に驚きました。

それからというもの、小児科への道はあまり見えないように、入るまでは気づかれないように気をつけながら通いました。

 

毎日いろんな刺激に気をつけながら生きていましたが、刺激に敏感な子どもを育てていることを知らず、何が、どんな風に、他の赤ちゃんと違うのか、刺激に敏感な子を育てていることで、何に苦労して、どんなことを工夫しているのか。。。

自分自身がわかっていないことを、人にうまく話すことができなくて、共感を得ることはできず、モヤモヤした気持ちをずっと抱えていました。

 

このブログを読んでくださった、刺激に敏感な子を育てている人が、「それ、わかる!!!」と少しでも感じてもらえたら嬉しいです。

あの時、私は誰かに共感してほしかったし、文章を読むことで「そうそう、これ一緒だ!」と感じるだけでも心が軽くなったんじゃないかと思います。

私は育児が孤独だって、知りませんでした。

体験して初めて、孤独なものだと知りました。

今の時代だからかもしれません。

だから「今の時代にできることを」と思って文章を書いています。

めぐり巡って、誰かの心が少しでも軽くなりますように。。。

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